2012年6月30日土曜日

大倉高原レポート№20 

大倉高原レポート№20 6月30日(土)

 秦野ビジターに寄った後、昼近くから登り始めました。登山口のところで、大きな補修用の資材を背負った梶本さんに会いました。聞けば、展望台にあるテーブルを補修するとのことでした。大倉高原山の家にあるテーブルやベンチは、殆どが、この梶本さんによってつくられたものです。すべてボランティアです。小屋は、このようなボランティアやサポーターによって支えられています。これも夏目さんという管理人の人柄に惚れこんで、集まった人々で、コミュニティーが形成されているのです。
 梶本さんとは、観音茶屋で別れ、私は、ここで一休み。茶屋に入りますと大倉尾根の常連さんである山川さんが、寛いでいました。山川さんには、いつも大倉尾根関連の小冊子を送っていただいていますので、郵便代として、小額ですがカンパをしました。その後、山川さんと別れ、重田さんと雑談していましたら、やはり常連さんの山内さんが、茶屋に入ってきました。山内さんは、山野草の造詣も深く、いろいろと植物の情報を聞くことが出来ました。先日、大倉尾根で撮影したという、マイヅルソウの写真を見せていただきました。
 観音茶屋を出て、また登り始めました。イチヤクソウの花は、里山では既に散っていましたが、大倉尾根では、まだ咲いていました。
 一本松の上にある休憩所に着きましたら、また、梶本さんに会いました。梶本さんは、これから塔ノ岳を目指すと言っていました。私は、ぶらぶらと花などを見ながら、堀山の家までです。
 堀山の家に13時30分ごろ着きました。小屋に入り、ヒゲさん、ナッちゃん、父上さんらと雑談。その後、石原さんも小屋に入ってきて来ました。この石原さんもこの尾根の常連さんで、やはり植物にも詳しく、マクロレンズを使い、山野草の花を撮っています。14時過ぎに石原さんと下山しました。その後、石原さんとは、雑事場まで同行。
大倉高原には、15時ごろ着きました、今日の大倉高原山の家は、泊り客が7人ほどで、たいへん賑やかでした。
 ヨリさんも、今日は登って来るということなので、つかさちゃん(この人も定連、今日も蛭ヶ岳往復)と雑談しながら待ちましたが、とうとう来ませんでした。
 17時も過ぎましたので、つかさちゃんと下山。途中、大きな荷物を背負って、登ってくるヨリさんに会いました。聞けば、今日は、大倉高原キャンプ場泊まりとか。
 今日も楽しい出合がたくさんありました。
 本日見ました花は、ホタルブクロ、シモツケ、ヨウシュゴボウ、ウツギ、イチヤクソウ、ギンリョウソウ、ミヤマウズラ(花なし)などでした。

ホタルブクロ

イチヤクソウ

堀山の家

2012年6月23日土曜日

大倉高原レポート№19 

大倉高原レポート№19 6月23日(土)

 午後から大倉尾根を歩きました。観音茶屋に着きますと柴田さんが一人コーヒーを飲んでいました。彼と雑談後、一緒に駒止まで歩くことにしました。今日は、登山者が多く、切れ目の無いほどでした。階段のところでは、渋滞にもなりました。梅雨の中休みで、多くの登山者が訪れたようです。
 柴田さんとは、駒止で分かれました。彼は、本日堀山の家泊まりです。私は、ここで折り返し、大倉高原に向かいました。キャンプ場に着きますと、5張りのテントが張られ、賑やかでした。学生さん達の合宿のようでした。
 小屋に16時30分ごろ着きましたが、夏目さんは不在でした。恐らく水道修理のため一ノ沢に向かったようです。小屋前の水道は、チョロチョロ程度の水量でした。年に数回、この水道は不通になります。維持管理も大変です。夏目さんの苦労を考えると水道利用料の20円は安いと思います。
 本日見ました花は、ヤマユリ(蕾)、シモツケ、エゴノキ、ヨウシュゴボウ、ヤマタツナミソウ、ウツギなどでした。

ヤマユリ

シモツケ

駒止茶屋

大倉高原キャンプ場

大倉高原山の家

2012年6月18日月曜日

大倉高原レポート№18 

大倉高原レポート№18 6月18日(月)

 17日の日曜日に大倉高原へ行かれませんでしたので、梅雨の中休みを利用してでかけました。
 11時半ごろから登り始め、13時10分に堀山の家に到着。まだ余力があり、花立あたりまで行こうと思いましたが、無理をせず、ここで引き返しました。
 大倉高原には、15時ごろ着きました。キャンプ場も小屋前にも誰もいませんでした。10分ほど休んでいますと、一人の青年が下山してきて、ここで小休止。水代の20円を支払い、おいしいといいながら飲んでいました。今月から塔ノ岳を登り始め、今日で2回目とのことでした。ここで足腰を鍛え、今後、八ヶ岳や北アルプスを予定と言っていました。
 15時半に下山し、大倉バス停前のさかま蕎麦に寄り、せいろを食べ家に帰りました。さかまでは、先般行われたボッカ駅伝のことが、話題になりました。
 この日見ました花は、オカトラノオ、アカショウマ、ヤブデマリ、ウツギ、ムラサキサギゴケ、ギンリョウソウ、ヤマタツナミソウなどでした。
 堀山の家手前で登山道にジムグリが横たわっていて、踏むところでした。アサギマダラもこの近くで見ました。

オカトラノオ

ミヤマウズラ

ジムグリ

ウツギ

2012年6月17日日曜日

大倉高原レポート№17 

大倉高原レポート№17 6月17日(日)

 今回のレポートは、仕事で17日に大倉高原へ行けませんので、14日に登った鍋割山のレポートで代用させていただきます。
 11時30分、表尾根県民の森に到着。平日でしたが、駐車スペースは満杯の状態で、かろうじて1台分があいていました。
 ここから鍋割山へ向かいました。二俣に設置されている登山届けのポストは、新しくなっていました。
 後沢乗越手前の急階段近くにありました大岩が無くなっていました。豪雨で流されたようです。帰路に確認したところ、50メートルほど離れた沢底に転がっていました。改めて自然の驚異を感じました。この岩には毎年イワシャジンが咲き、その季節になりますと、一番最初に見られる場所でした。
 後沢乗越を少し登りますと、半分ほど散ったヤマツツジが咲いていました。標高1,000メートル以上では、まだ見ごろでした。
 13時30分に山頂到着。10人ほどの登山者が寛いでいました。殆どの登山者が名物の鍋焼きうどんを食べていました。
 私は、小丸手前まで歩きまして、また小屋に戻りました。既に時間は14時をまわっていました。小屋に入り、コーヒーを飲みながら草野さんと1時間近く歓談しました。  15時をまわったところで、下山することにしました。霧も少し晴れ明るくなりました。既に山頂には登山者の姿はありませんでした。
 この日見ました花は、サワギク、ウツギ、コバノガマズミ、ギンリョウソウ、ヒメハギ、スイカズラ、花の終わったキンランなどでした。

イカル

ヤマツツジ

ツボスミレ

山頂

2012年6月10日日曜日

大倉高原レポート№16 

大倉高原レポート№16 6月10日(日)

 いつものように大倉口から登りはじめました。すると前方から秦野ビジターセンターの職員さんが下りてきました。少し立ち止まり話をしました。大倉高原周辺を歩いてきたとのことでした。手には細かく記入された自然情報の記録紙を持っていました。途中で観察してきたという植物の情報を聞くことができました。
 観音茶屋の手前で、タツナミソウのような花を見ました。おそらくヤマタツナミソウではないかと思いました。
 観音茶屋に着きますと、ちょうど青木先生が居て、椅子に腰掛けコーヒーを飲んでいました。挨拶をした後、私は小屋の中に入り、特製プリンを注文しました。プリンを食べていますと、重田さんから、近くで咲いている青い花は何かとの質問がありました。どうやらここに立ち寄ったお客さんから質問されたようで、私は、先ほど見たタツナミソウではないかと思い、恐らくタツナミソウですと答えておきました。
 観音茶屋を出て、直ぐに前方から山川さんが下ってきました。挨拶をして直ぐに分かれました。
 分岐は右回りで登って行きました。雑事場の所に来ますと、大倉高原側から小さめのリュックを背負い、夏目さんが近づいてきました。聞けば、これから運動がてら、駒止辺りまで、歩くと言うことでした。それではと、私も同行することにしました。夏目さんは軽快に登って行きましたので、少々私は息がきれました。やはりベテランにはかないません。一本松を過ぎたところで、前方から中島さんら4人が下ってきました。彼らは、大倉高原にも寄るということなので、ここで夏目さんと私は、一緒に折り返すことになりました。
 大倉高原山の家からの眺めは、この日も素晴らしく、大島や利島、式根島まで見通せました。山側は、いまにも雨が降りそうな空模様でしたが、南側は晴れ渡っていました。小田原方面もよく見えました。いつ来ても素晴らしい大倉高原でした。

 この日見ました草花は、サワギク、ウツギ、コバノガマズミ、スイカズラ、タツナミソウ、サイハイランなどでした。キンランとササバギンランは花を落としていました。

ヒカゲチョウ

ヤマタツナミソウ

スイカズラ

サイハイラン

2012年6月3日日曜日

大倉高原レポート№15 

大倉高原レポート№15 6月3日(日)

 朝のうち少し雨が降っていましたが、直ぐにあがりました。
 本日は、大倉尾根でボッカ駅伝が開催されました。
 7時45分に大倉高原山の家に到着。駅伝開始までには、まだ時間があったので、周辺を散策。最初の中継場所である見晴茶屋へも様子を見に行きました。選手や関係者で、たいへんな賑わいでした。
 9時近くになりましたので、大倉高原へ戻り、夏目さんの指示により選手への給水準備をしました。写真撮影と給水の準備もでき、後は選手の通過を待つばかりとなりました。
 7時23分に最初の選手が通過、その後、続々と選手が小屋の前を通り過ぎて行きました。一時、給水作業も忙しくなりました。9時45分、最終の選手が通過、大倉高原でのボッカ駅伝は、この時点で一応終了しました。後は、14時の閉会式で、結果発表を待つばかりとなりました。

自然情報として、
ヒメレンゲ、エビネ、サイハイラン、ササバギンラン、ウツギ、キンランなどの花を見ました。

ササバギンラン

サイハイラン

キンラン
 
ボッカ駅伝

同上